蛭ヶ岳に行こう! ⑦コースタイムと運動負荷

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今回の蛭ヶ岳登山、どういうペースがいいのか全く分からなかったので、RC3 GPS(ランニング用の心拍計/GPS付きのストップウォッチ)をつけていきました。体への負荷はランニングだろうが登山だろうが同じでしょうから、時間と心拍数をいつものランニングと同じように計測し、心拍数が高くなり過ぎないように歩調を加減すれば良いはずです。

まずは基本的な数値から。塩水橋〜丹沢山〜蛭ヶ岳の往復です。
距離   19.5km
上昇   1980m
下降   1966m
カロリー 3963kcal
時間   6:59:48
次にタイム。CTは「山と高原地図」に記載のコースタイムです。実測のタイムからは休憩時間を除いてCTの条件にあわせてあります。


CT
実測
CT比率
CT累積
実測累積
累積比率
塩水橋
0:00
0:00
-
0:00
0:00
-
ワサビ沢入口
1:00
0:34
57%
1:00
0:34
57%
雨量観測所
0:45
0:26
58%
1:45
1:00
57%
天王寺尾根分岐
1:10
0:43
61%
2:55
1:43
59%
丹沢山
0:40
0:32
80%
3:35
2:15
63%
棚沢ノ頭
1:00
0:42
70%
4:35
2:57
64%
蛭ヶ岳
0:50
0:31
62%
5:25
3:28
64%
棚沢ノ頭
0:40
0:29
73%
6:05
3:57
65%
丹沢山
0:50
0:36
72%
6:55
4:33
66%
天王寺尾根分岐
0:30
0:18
60%
7:25
4:51
65%
天王寺峠
1:20
0:53
66%
8:45
5:44
66%
本谷橋
0:15
0:09
60%
9:00
5:53
65%
塩水橋
0:25
0:24
96%
9:25
6:17
67%

右端の「累積比率」の右下を見ると、全体ではコースタイムの67%、つまり標準の2/3の時間で歩いています。これは装備が簡略だったこと、一人で好きなペースで歩けたことが大きかったのではないかと思います。ただし写真を撮る時間も入っているので差し引き0かな? 無理すればもっと早くできますが、そこまですると楽しい山歩きが辛くなるので、今日のペースくらいがちょうど良さそうです。

次は体への負荷として心拍数を見てみましょう。赤線が心拍数、その背景の色のバーが心拍の負荷を表します。山形の線がまさに今回のコースの高度、下の黒い線は歩行ペースを表します。


運動としてみると、今回の登山のRC3 GPSの診断は「テンポトレーニング+」。平地のランニングでまあまあいいペースで走っているのと同様の負荷です。歩く速度は遅いのに、やっぱり登山は負荷が高いですね。また冒頭に記載したように、消費カロリーは3900kcalいっていますから、フルマラソン以上?。登山の途中でエネルギー切れにならないよう、登山の前には消化の良いものをしっかり食べておく必要がありますね。カーボローディングもきっと有効でしょう。

さて、次の日に膝に痛みが出るかと心配でしたが、それはまったくありませんでした。筋肉痛は太もも前面に軽く出た程度。マラソン大会やトレイルランニング大会よりは筋肉への負荷は低そうです。ただし、それに近いくらいの運動負荷はありますので、日頃運動していない方はコースタイムを切ろうなどと妙な目標を持たず、息が苦しくならない程度のゆっくりしたペースで登る必要があるでしょう。そうしないと辛いだけで楽しくないでしょうから。日頃ジョギングで習慣的に走っている方はおそらく普通に歩けばコースタイムよりは早く着けるだろうと思います。

当日の準備と装備については次の記事にメモしています。(こちら)

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