鷹ノ巣山トレッキング:奥〜鷹ノ巣山コースのピストンはお勧めじゃない

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奥集落から避難小屋経由で鷹ノ巣山に至るルートのピストンは、おそらく鷹ノ巣山山頂までの最短コースです。でもあんまり人にお勧めできないな〜と感じました。頂上からの眺望は素晴らしく100%お勧めなのですが、このコース往復では山頂まで近すぎて、ドラマチックな要素が少ないからです。


登山経験の浅い(2回目の)私が考えても、登山は単に終点までの効率ではないはずで、例えば峰谷のバス停から林道と集落を抜けてから今回のコースに入るとか、行きまたは帰りを別のコースにするとか、何かもっと途中にメリハリをつけた方が、より充実した登山経験になると感じました。


思い返してみると、前回の蛭ヶ岳登山は以下のようなメリハリがあり、初めての登山ということと相まって、とても充実した登山になりました。

第1段階:塩水林道

薄暗いうちから林道を歩き始め、次第に夜が明けていく。登るにつれ意外と深い山並みに、登山に来た実感が高まる。1時間の林道はちょうどよいウォーミングアップ。


第2段階:登山口〜丹沢山

いよいよ本格的な山に入る。杉林からブナ林に変わり、標高が上がっていることがわかる。上の方には鎖場もあり、険しい山の雰囲気が感じられる。そして遂に到着した丹沢山では、富士山が正面に見える。


第3段階:丹沢山〜蛭ヶ岳

ここからは高山の別世界に切り替わり、新たな登山スタートの感覚がある。これまで登ってきたのとはまた違った、凛とした空気の中を目標に向かって進む。そして蛭ヶ岳では丹沢山をはるかに超える眺望に出会える。

 
今回の鷹ノ巣山でこのコースにしたのは、午後から天気が崩れそうでなるべく早く降りてきたかったこと、できるだけ早くスタートするためクルマで移動したかったことが理由です。しかしそのために単なる最短距離のピストン=単調な移動になってしまったので、やっぱり登山には時間と心の余裕が必要だなあと思いました。

鷹ノ巣山山頂が絶景であることには変わりありませんので、いずれまた別コースで訪れるつもりです。

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